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まほらんど流 バイクの乗り方


老若男女、バイク好きの皆さん、こんにちは!!!

果たして、どれだけのバイク好きの方が、いらっしゃるかは、
ここ最近のバイク業界の不振で、推して知るべしでしょーけど・・・(笑)

バイクを売ったり買ったりしてる商売ですが、
乗る方がずっと好きです、わたし。

16歳から原付に親しみ(特に新聞配達ではカブ、メイトにお世話になりました)、
ロードレースやモトクロスやったり、若い頃はとにかく速く!!!走りたかった・・・

がむしゃらに走ってた若い頃には、理論、構造などが後回しになり、
とにかくいい部品、いいタイヤなどを使えば、
速く、うまく走れる・・・と妄信してましたね。





懐かしきSR

結婚や家の購入、子供の誕生など、その間もバイクは乗り続けていたんですが、
40代になり、精神的余裕、社会的余裕ができたころから、デカいバイク(GPZ1000RXとかね)で
箱根なんかに行くようになり、
そこで自分が、えらくへたっぴーだと気づいたんです。

例えばツバキラインという日本屈指のワインディングロードが大観山から湯河原へ下る道すがら
峠好きライダーを大いに楽しませてくれるんですが、
そこでBMWのR100とたまたま偶然一緒に走ったときのこと。


大観山から下り始めた高速~中速程度の道なんですが、
レース経験のあるわたくしですので、ハングオンでガンガンせめていきました。

当時、ライディイング理論なども、聞きかじり、
バイク雑誌なんかで読んだりしていましたが、
内容はようわからん!という感じで、ほぼ自己流の乗り方が
レースで経験したハングオンでした。


かたやBMW R100は、わたしより年配のおっさんだと思いますが、
リーンウイズで、スイスイ走ります。


はい、ついていけません・・・
なんとか、ついていっても、ライン取りが違いすぎて
クラッシュ寸前になること数回・・・


バイクだって、BMWなんかよりも、GPZ1000RXのほうが、
馬力あるし、タイヤも太いしぃ・・・

そこで、気づきました・・・

俺は、へたっぴー


じゃあ、何故、下手なのか・・・こんなにバイクに乗ってきて、
大型免許だって試験場で6回で取れたし、仲間内じゃ、速い奴・・・なんて言われてるのに・・・

そこで、気づきました。

そーいえば、峠なんかの乗り方について、教わったことがない・・・

教習所では、背筋伸ばして、スピード出さない・・・
ウインカーとかの操作優先・・・峠じゃ、ウインカーいらねーーー(笑)

バイクがどう動いて、どうやって操作すれば、
思うように動くのか・・・



今までは、経験・勘・度胸のK/K/D(笑)

力でねじ伏せ、イケイケで乗り切る・・・
だから、いつも少し走ると、腕が上がっていた
(疲れてしまうことね)



そういえば、バイクは腰で乗るとか、
下半身のホールドだとか・・・
聞いたこと、見たこと、読んだことがあるなぁ・・・


ちょっと、突き詰めてみるか・・・いつ会うかわからないけど、
今度、BMW R100をぶっちぎるために・・・(笑)


と、いろいろ勉強することにしたわけです・・・
動機は不純ですけど(笑)



ナカ中ライダースの1枚
ナカ中ライダースというHPの一コマ)


基本はカンタン


それから、いろいろなライディング理論の本などを読み漁るが、
書いてあることが難しくてわからん(笑)

そんな中、根本 健という元GPライダーが編集長をしている
ライダースクラブという雑誌が、不定期でライディング理論を載せているのを
本屋で立ち読みして発見。

リアステア?後輪荷重?向き変え?


キャンバー?キャスター?

トレッド?プロファイル?



うーーん、なんだかようわからんけど、説得力がある・・・
と読み漁ったし、ライテクビデオを出したので、それを町田のウメダまで
ダチと見に行ったりした(笑)

という辺りから、なんだかわかってきたのだ。



そうか・・・バイクは後ろのタイヤしか
力が加わらないんだ・・・




だから、それをうまく利用する
乗り方をしないと、
上手に走れないんだ・・・





それに、ハンドル操作というけど、
ベアリングで自由に動く前輪周りは
できるだけフリーにしないと、
ハンドルが切れないんだ・・・





という結論に達したのです。


そう考えると、BMW R100のスムーズな走りが説明できるのです。

あいつは、前傾姿勢で、リーンウイズ、後ろのタイヤの真上あたりに座り
コーナーではアウト側からスパッと一気にバイク寝かして
(これは、はっきり覚えてるのだ、奥まで行って一気に寝かしてた)
そこから、バイクが向きを変えて、あとはアクセルを開けるだけ・・・

腕はひじの部分がしっかり曲がり(要は力が入ってない)
ハンドルを押さえつけてないから、綺麗にハンドルが切れてる。

私は真逆。ブレーキを掛けると前のめりになり、
それを腕で押さえてハンドルが切れなくなり、
BMWと同じラインだと、インに向いてくれないから、
アクセルが開けられない・・・

立ち上がりが遅いから無理して追いつこうと
コーナーの奥までブレーキを遅らす・・・
の繰り返し・・・これじゃ、遅いはずだし、
へたっぴーまるだしやーーーーーー!


それなら、後ろのタイヤを中心に、
バイクを操ればいいのだっ!!!!!!



という結論に達したのでした(笑)

ここからは、下半身グリップ、重心、ライン取り、ブレーキングなど、
ひとつひとつを吟味していったのだ。

そして、ネモケンのいう、リアステア=向き変え が、なんとなく
実践できるようになっていった。


でもね、基本的に、リアステアって、バイクの持っている機能なんです。
それを妨げない・・・のが、一番!!!っていうのも、わかってきたの。




バイクは後輪駆動・すべてはリアタイヤから始まる!


これは、ナカ中ライダースというHPでも初めに触れていますが、
バイクは1輪車の前にタイヤがついた・・・と想像するとカンタンかも。

その前にタイヤがなくても、1輪状態(要はウイリーと同じ状態ね)でも
進むことができるんですね。

しかし、その1輪に、駆動がかからなければ、
進むことはできなくなります。
駆動力がかからなければ、進めないのです。





だから、アクセルを開けて前に進んでいきますが、
これは、後ろのタイヤがバイクを押してくれるから、
進んでいくんですよ、わかる?


わかるよねぇ・・・簡単じゃん!


まっすぐに走ろうとする場合は、これ、簡単なの。
いろんな効果があって、アクセルを開けて丁度いい駆動力がかかると
直立でまっすぐ走ろうとするバイクは、
どんどんまっすぐ進んでくれるんです


この時に、ハンドルをこじったりすると、
フラフラしたり、まっすぐ走らなかったりするのを経験したこと、
あるんじゃないでしょうか?


ここ、大事よっ!!!

そう、バイクを安定させて走らせるためには、
基本的にハンドルはバイクのなすがまま・・・に
させておくのが、一番よろしいんです!!!


直線でもそうなんですから、
コーナーリングしてる時なら、なおさら
ハンドルは、こじったり押さえたりしないほうが、
バイクは安定して走ってくれるんだわー。



はい、結論!
ハンドルには余計な力は入れず、
手を添えるだけ・・・くらいの気持ちが大事!



ベアリングで可動するから
ハンドル(要はステム、フロント周り全体ね)周りは、
フラフラしていてOKなんです。
逆に、バイク任せにフラフラさせてください。




はい、今まで、2つのポイントがありましたねぇ。

1番目は、後輪駆動なので、
リアタイヤがバイクを押している。

2番目は、ハンドルには力を入れずに
手を添える程度にする。



そして、これがさらに、大事なんですが
バイクにとって一番邪魔な存在は、なんでしょうか?


これ、実はライダー(人間)なんです。


バイク自体の重心は、大体、エンジン付近と言われています。



しかし、ライダーが乗ると・・・


そーなんです。重たい人間(ライダー)が乗ると
バイクの上に乗るから、重心がタンクよりも上辺りに
上がってしまうのです。

(加工したので画像が見にくくてごめん!)


さらに、重たい人間で特に重量のある、頭+上半身が
バイクの上にあって、フラフラ動くので、
バイクは不安定になって、外乱などを受けた時
大きくバランスを崩したりするわけです。

だから、レースなどでは風圧をさけるためと
バイクと同じ位置くらいまで頭+上半身を低くして
バランスを崩さないように、重心をさげる努力を
ライダーがしているわけですよ。

そうすることで、安定した走行、操作が
できるわけですねぇ。

そう、ここがポイント。

3番目は、低く身構えて重心をさげ
バイクと一体になるようにする!!!!!



あー、物事、なんでも理由があるんですねぇ。





さて、ここまで来たら、あと少し、我慢してねぇ
今までのポイントを1つづつ、詳しく見ていきましょう!



1番目の後輪駆動なので、
リアタイヤがバイクを押している


これは、構造上のことで、ライダー(乗る人)が変えることができない部分。

前輪駆動のバイクなんて、今でもほとんどないでしょ?
世の中にあるバイクのほぼすべてが、後輪駆動。

だから、これは理解して納得し、
その構造上の利点を上手に利用しなければ、
バイクはきちんと動いてくれないのです。



しかし、そうは言っても、バイクの構造全体の中の話で、
バイクには前輪もついているし、ハンドルやシートもある・・・
だから、その構造がどのような基本的な動きをするのか、
知らないと、後輪、後輪、言ってても、意味がないわね。





さあ、上の写真、バイクが止めてありますが、
ハンドルは右に少々切れて前輪が連動して動いてますね。
そう、ハンドルはスイスイと右に左に切れてくれます。
だから、ハンドルを切る・・・とかいいながら、
乗車中にハンドルを切ろうとする人もいるでしょう。
(大間違いですから、やめましょーね)


しかし、後輪はスイングアームにシャフトで固定されて
前後左右に動くことはできません。
駆動力をチェーンやベルトなどで伝えています。


その動かない後輪を支点に
前輪が動いているんです。



まずは、車のあまり来ない、駐車場のような場所で
バイクに跨りエンジンをかけてスタンドをはね、
ほんとに微速(ゆっくり)で、まっすぐ進んでみて。

その時に、お尻を右でも左でもシートに
軽く押し付けて見てくださいな。
くれぐれも、ハンドルを押さえないようにしてね。

クイッ!とハンドルが切れて、お尻を押し付けた方へ
バイクが動いていきませんか?
(ほんとに、車のこない広い場所でやってね)

後輪を基本に、前輪がついてきているんですよ。
下の写真のイメージね。





三角形の大きい角度のほうを頂点に動かすイメージ?



止まるような低速だと、わかりやすいけど、
スピードが増加すると慣性のほうが勝って
ハンドルが動くのがわかりにくくなるけど、
どんな速度でも、その動きが基本なんですぜ!


ここが、ポイント!!!!

またも、使いまわしの画像で申し訳ないけど、



バイクにライダーが乗るだけで、
後輪は地面に接地する面積と圧力を増やし
小さな動きだけでも、ベアリングでフリーな前輪に
ダイレクトにその力を伝えるんです。


さらに、バイクのタイヤは接地面が丸くなっているので、
バイクのハンドルが切れると、バンク(傾く)していく
ように、造られているんですねぇ・・・
よくできているんですよー!!!



低速で左右に軽く振るだけでも、
後輪を支点に、前輪がフラフラ動くのを
体験したでしょ?????


はいはい、もうわかっちゃったでしょ?

だから、


2番目のハンドルには力を入れずに
手を添える程度にするは、


上記のハンドルが切れる動きを
妨げないためのものなのです!!!


そうなると、次は、どうやって、その動きを
走行中に、上手に引き出してあげるか・・・???
が、ポイントになるのだねぇ!



そこで、

3番目は、低く身構えて重心をさげ
バイクと一体になるようにする!!!!!

が、出てくるのよーーーーー!






よくぞ、ここまで、来ましたねぇ。えらいよ、あんた。


今まで、

バイクの構造上の決まった動き
(後輪駆動による後輪からの動き)

そして、

それを妨げない、ハンドルには力を入れないで
添える程度にする

を、ほぼ理解していただいたと思います。


でもぉ・・・

後輪の動きはわかっても、どうやってコントロールすんのさ?

ハンドルに力を入れないっていっても、
ブレーキかけたり、クラッチ握ったりして
力は入るじゃんかよーーーーー!!!


では、基本的な部分で、説明しましょーーーー!

まずは、バイクの後輪に影響しやすく、
前輪の切れるのを妨げない基本的なポジション。

これは、ナカ中ライダースというHPの画像の使いまわしですが、
参考になるので、ご覧くだしゃいな。




大体、私はこんな感じで街中も走っています。

1.まず、お尻をリアタイヤの近くに
前傾で無理のない程度まで後ろに置きます。
(これだけで、リアタイヤにライダーの動きを
たくさん伝えられます)

2.背中は猫背にして、なるべく頭や上半身を
低くキープできる位置に持っていきます。

3.腕は肘が曲がるように、やはり前傾姿勢で
ハンドルを掴まずに、軽く乗せる感覚にします。

4.あとは、シートのお尻、太もも、ヒザ、くるぶしと
バイクに触れている部分で、しっかりホールドします。
(ここが、下半身ホールドになります)


これが基本姿勢

この基本姿勢で、まずはゆっくり走ってみて。


腕に力を入れないで、お尻、くるぶし、ひざなどで
バイクをしっかりホールドして、なるべく低い姿勢を保ち、
リアタイヤを感じながら、ホールドしている部分に入力して
右に左にバイクを軽く揺すってみて。


ハンドルが左右に切れていくのがわかりますか?
そう、その動きがバイク本来の動きなんですよ!

直線を走っている時も、ブレーキングの時も
コーナーリングの時も、この動きを妨げないように
バイクをホールドしている下半身で
踏ん張るようにバイクを支えてね。
体重移動する時なども、腕に力入れないで
足腰で、体を移動させるのでぃすぅ。

これは、本当に疲れるんです・・・
相当な体力を使わねばなりませぬーーー。






はい、皆さん、気づきましたね・・・
そうなんです!だいぶ、きついんですよ!!!(笑)


バイクにスポーティに乗るのは、
やはり、スポーツなんですわ・・・


しかし、それになれてくると、
それが当たり前になるのです。



例えば、私は、普段でもステップにつま先を載せるようにして
くるぶしで、フレームを押さえてグリップしています。
だから、シフト、リアブレーキのたびに、
足を動かして操作します。

面倒ですが、そうすることで、
くるぶしでバイクをホールドできて、
ハンドルなどに余計な力を入れずに、
スッと体重移動ができるんです。


この姿勢で、スッ!と体を内側に軽く入れるだけで
バイクはそちらの方向へバンクしていきます。

その時に、ハンドルには余計な力は入れません。
バイクをバンクさせる前にブレーキングや
シフトダウンは終わらせるようにしましょー。

ひとつ、ひとつの操作をしっかり終わらせて
コーナーリングに入っていけば、
コーナーリングに集中できます。



その辺りは、ナカ中ライダースというHPの
へろへろテクニック2というページに詳しいので
是非、除いてみてくだしゃいな。





まあ、入口はこのくらいで、いいんじゃないでしょうか?

これ以上は、ナカ中ライダースというHPに
詳しいので、興味ある方は、見てくださいな。



あと、説明や画像では、なんとなくわかるんだけど、
実際に見て、聴いて、試したい!!!


という方も、いらっしゃるでしょう。

勇気のある方は、

mahoganigogo-obakasandy@docomo.ne.jp

mahogani-gogo@at.wakwak.com

090-5759-0227

すべて、まほらんど 中村の連絡先ですので、
連絡してみください。



すぐに出られない場合、返せない場合でも、
必ず返信、折り返しします。

たくさんの仲間が箱根や近所の峠道で開眼しました。

悩んで、悩んで、まじめに向き合おうとする人ほど、
びっくりするほどの上達をしていましたね。

ちょっとの勇気で、目から鱗が落ちるかも・・・


是非、一緒に走りましょう!

じーさんだから、長い時間はお付き合いできませんのを、
ご了承くださいな・・・(笑)






まほらんど流 バイクの乗り方

番外編

ホンダの功罪


ホンダと言えば、バイクのメーカー。

それも、ダントツ、世界一の。


本田宗一郎という稀有のエンジニアの
強烈なリーダーシップにより、
未だに作り続けられる
世界の名車「スーパーカブ」を生み出し、
CB750、CB400F、XL250、VT250、NSR250などの
時代を引っ張るエポックでいて高性能なバイクを次々に
生産した名実ともに世界一のバイクメーカー。


しかし・・・それだけの功をなしてきた
メーカーであるけれど、
罪も、同じように犯してきた・・・と
私は思うのである。


異論があることはわかっているけど、
やはり、これだけは、書いておきたいのだ。





スポーツバイクをヨーロッパのメーカーの
コピーから日本オリジナルの形に開発できたのは、
1970年代中盤のCB750からだと認識するんですが
この辺は、いろいろな意見があるはず。

手探りでバイクを作っていた時代から、
ある程度の基準を持ち、強度や耐久性などに
他よりも高い性能を目標にして、
またそれを実現しながら、さらに磨きをかけていった時代。

バイクの性能はどんどん上がり、
新しい機構や技術にユーザーは小躍りしたものだ。

そのバイクの高性能化の波の中で、
完璧に、忘れ去られたことがある。


乗り方の普及である





バイクは車種が倍増し、今までバイクに親しんでいなかった人々も
こぞってバイクに乗るようになった。

特に、爆発的に増えたのは、VT250FやXL250Sなど、
高性能ながら、とっつきやすく、見栄えもいいモデルが
次々に発売され、それと同時期に、まだスクーターとは、呼んでいなかったが
女性向けの原付バイク(ロードパル、パッソル)が次々に
市場に登場した1978~80年すぎだと記憶する。


そんな時、必ず、ホンダがそのけん引役だった。

八千草薫をイメージキャラに起用したロードパルが、
ラッタッターーーとCMすれば、母ちゃんたちが
ラッタッタください!とバイク屋に押し寄せた。

それをいいことに、ヤマハのバイク屋は
ラッタッタください!と来た客に、パッソルを売っていた・・・(笑)


例えば、私の高校の英語の教師がある日、
CB750Fで、さっそうと通勤(通学?)してきた。

それを見た私たちは小躍りして喜んだ。
「先生、かっこいいじゃん!乗せてくれーーー!」ってね。

先生は「だめ!これ、DOHCで前のCB750より高いんだぞ!」なんて・・・


その頃から、排気量も上がり、500や750が
普通にバイクとして乗れる時代が、やってきた。


バイク人口も、軒並み増え、1980後半には、
販売台数が300万台という、とてつもない数になった。

ちなみに、今は20万台程度です・・・(泣)


そして、その頃から、多くの若者、またはバイク乗りが
命を落とすようになる。




自分の子供や学生に、
バイクに乗せない、買わせない、免許取らせないという
3ナイ運動が広がったのも、この頃からである。

当然、数が増えれば、死亡事故も比例して増えるだろうが
その件数の増加は異常だった・・・

1970年後半はRZブーム、1980年前半はVT、
後半には、ついにNSRが発売され、
8時間耐久や世界GPなどのレースブームも手伝って、
峠小僧が爆発的に増えたのだ。

私はこの頃、その流れを見ていて、
やばいなぁ・・・と日々、思っていたのだ。

ブームじゃすまないほどのバイク乗りが
街中、林道、峠などに、うようよいて、
ほとんどのやつが、乗り方やマナーが危ないのである・・・


特に、レーサーレプリカと呼ばれるようになった250ccの
NSRなどに乗るやつらは、
街中でも乗りにくいバイクと格闘してた。

その頃から、なんだかおかしいぞ・・・と思いだした。

メーカーの売り方。

カブも、NSRも、銭持って買いに行けば

免許さえあれば、はいよーーーっ!って、納車しちゃう。


バイク初心者なら、カブやスクーターでさえ、
慣れるまで危ないのである。


スクーターを買ったおばちゃんが、
いきなりアクセルをあけて、ウイリーして
バイク屋のショーウインドウに、
突っ込んだのを見た時にゲラゲラ笑った・・・


そうなのよ、50ccでさえ、乗り方を教えてあげないと
そんなことがおきちゃうんです。

今でも、50ccの原付免許は、
学科だけだよねぇ・・・あぶねーだろ、まじに。


そんな中、NSRを買いに来た高校生、
親も付いてくるけど、納車は自分で取りに来る。
軽い説明だけで、乗って帰るんだ。

そんで、そのうちに、車に突っ込んで死んだとか・・・
峠でヒザ擦ってて側溝にヒザが落ちて
お皿割って、一生足をひきずるはめになったとか・・・

そんな話ばっかだったのさ。そのころ。





カブとNSRじゃ、全然違う。
NSRは特殊車両と呼んでもいい。
潜在性能が高い・・・いや、高すぎる。

さらに、お値段もうなぎ上り・・・
NSR250で70~80万とか・・・異常でしょ。
高校生は買えないでしょ・・・バイトしても無理。
結局、親が高い金だして、子供に戦闘機を
買い与えていたんだよねぇ・・・


ホンダの底力を爆発させたNSRは、
TZRなんかよりも、低速があるのに、
高速でもグイグイ走る。
べたっと寝るからその状態をキープしたくなる。

こういうバイクは、乗り方をガイダンスしないと、
うまく乗れない場合、事故を起こし
下手すると、死んじゃうでしょ?


売る人を限らないとまずいじゃんよ・・・

もしくは、試乗車に乗らせて、乗れるようになったら売るとか・・・

何か手を打たないと、大変なことになる・・・
と、いつも思っていたんです、わたし。


そのころ、わたし、XS750とか、SR400とか
そんなのに乗っていたから、
別にNSR乗る奴が死のうが膝のお皿割ろうが
関係ない・・・と思っていたんですが、
あまりにも、そういう話が多く、
知り合いが、峠で突っ込んだとか、
ハイサイドで飛んで鎖骨と足折って入院とか、
ほぼ毎週そんな話題があった時代ですよ、まじに。


そうして、2000年をすぎて、バイクの販売台数が激減。
3ない運動なんて、すでになくなっていたのに、
300万台売れたバイクは、30万台に・・・


時代の変化と言えば、それで終わりですが
その原因は、あまりにも多くの命、体が

損なわれてしまったこと、それを見ていた人たちが
バイクは危ないし、金額も高いから、
金出して死んじゃったら、元も子もないじゃん!
と、色々な情報も含めて確信したことでしょうね。


そういう筋書を作ってしまったんです。

作ったのは、ずばり、ホンダです。

そういう高性能で危険な戦闘機のようなバイクを売るなら
乗る場所も含めた教育が必要だったんですよ。
どこよりも先に立ちあがり、
それをやらなきゃいけないのは、TOPメーカー。

そう、ホンダだったんです。


いくら世界GPで勝って、販売台数が増えたって
それに乗る未来ある若者が、乗り方も教えてもらえないで
あの世に行っちゃうんじゃ、救えないよねぇ・・・

こういう意見には、異論、反論あるでしょうけど、
本当に、乗り方をきちんと教えないと
さらに、バイク業界の未来はないでしょうね。





峠にいけばわかりますよ・・・
若い奴なんていやしない・・・


いるのは、おやじばかり・・・
それも、デカいバイクを自己流で振り回して
自己満足してる、金余りのおやじばかり・・・

口が悪いように聞こえますが、
本当のことですから・・・


バイクの開発競争で、新しい技術に途方もないコストをかけて
できあがったバイクをばらまいて、多くのライダーの命を
失って、もう気づいたんじゃないのか?

どこにコストをかけるのか・・・
何にコストをかけるのか・・・


習うより慣れろ
というコトワザがイギリス?にあるって。
とにかくやってみれば、そのうちに慣れるから!!!という
意味で取る人が多いと思うが、
本当の意味はそうじゃないんだ。

初めてのことには、どんどん挑戦したらいい!
そして、何故そうなのか・・・を考えてみなさいな。
そうすれば、慣れながらその理由がわかるから、
上達も早いんだよ、ぼうず!!!ということらしい。


しかし、その前に、死んじゃったら・・・
痛い思いをして、乗る気がなくなったら・・・
上達できません、はい・・・

バイクの乗り方は、実は簡単なんだけど、
間違いだらけでOKって、乗らせてるのは大人だよ。

もったいないよねぇ、いつまでもわからないまま・・・
そうして、つまらなくなって、バイクのせいにして
事故した自分や死んだ奴の言い訳にする。

未だに、日本のバイク事情は、そんなもん。

ホンダさん、おひざ元のバイク事情が
こんなんですけど、なんかいいたいこと、ありますか?

今からでも、遅くないんじゃないすか?

バイクの乗り方は、まかせなさいっ!!!ってね・・・


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